2020ルーキーファイル(バサジィ・バレー) 中山佳音「チーム一番のスパイカーになる」

2020/06/03
  • バサジィ大分

 高校を卒業後もバレーボールを続けたいという思いは強かった。中山佳音は「バサジィでバレーをしたい」と早い段階でクラブに意思表示した。3年生最後の大会となった春の高校バレー県予選後は、次のステップに進むために苦手なサーブレシーブを克服しようと練習を続けた。今年3月に国東高校を卒業し、晴れて4月に入部が決まる。即戦力としてアピールしようと意気込んだ矢先に肩を負傷。「バレーのスタイルが変わり、体が対応できていなかった」と今は徐々にペースを上げながら調整している。

 

 これまで毎日練習してきたが、社会人チームとなれば練習時間が制限される。さらにコロナウイルス感染拡大の影響で自粛を強いられ、バレーボールができない時間が続いた。「これまでにない調整の難しさを感じている。時間の使い方も食事も自由だからこそ、どれだけ自分に厳しくできるかが大事」と甘い誘惑との戦いが続く。高校時代はチョコレートやスナック菓子に手をつけたことはなかったが、「じゃがりこのじゃがバターの味を覚えてから苦戦している」と笑う顔は10代女子だ。

 

体のキレが戻りつつある中山佳音

 

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