バサジィ・フットサル 仁部屋和弘、「個と気持ち」で勝負

2019/11/15
  • バサジィ大分

 フットサル日本代表の「背番号10」を背負う仁部屋和弘が今、キャリアで最も充実した時を過ごしている。来年のワールドカップ出場に向けてエースとして活躍し、バサジィ大分でも悲願の優勝に向けて得点源としてチームを引っ張る。「自分のプレーを良くして勝たせることしか考えていない。今季は2つのチームを勝利に導く」と発言にも自覚がにじむ。

 

 「これまでにないくらいメンタルが充実している。圧倒的な個の力を見せつけたい」。今季始動時、大言壮語を吐くタイプではない仁部屋の口から強気な発言が次々と飛び出した。表情は柔らかだったが、目には闘志がみなぎっていた。体は細かったが、ジャージに隠された筋肉は張りがあり、オフの間も休まずに体をつくってきた形跡だ。

 

 今季のリーグ戦では開幕戦での2ゴールを皮切りに現在17点を決め、チームメートの森洸と並び日本人トップの得点ランキング7位にいる。チームは首位の名古屋オーシャンズに勝ち点差を離されたが2位をキープ。このままシーズンを終えても、一発勝負のプレーオフで優勝を狙える位置にいる。日本代表でも先月あった「AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020予選」に出場し、本戦の出場権を得たチームの原動力となった。

 

今季リーグ戦は17得点で日本人トップのランキング7位

 

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