トリニータ 渡大生インタビュー「自分が出る意味をもっと明確に示したい 」

2020/10/02
  • 大分トリニータ

大分トリニータは3日、昭和電工ドーム大分で清水エスパルスと対戦する。FW渡大生選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は2日付本紙に掲載)

 

 今シーズン広島から完全移籍で加入した渡大生選手。読書家で、書店で読みたい本を手に取って選ぶといい、ジャンルは多岐にわたる。読書がサッカーにどう役立っているかを尋ねると「サッカーの悩みはサッカーでしか解決できないと思っていますが、解決の糸口はいろいろあることを学びました」と話す。前節のアウェーで、7連勝中と勢いに乗る鹿島との戦いを制したトリニータ。勝利を今節の清水戦につなげるためにもFWとしての自負を見せてほしい。

 

 

―このところトップ(のポジション)で出場していますが、トップとシャドー、どちらがフィットしていると感じていますか?

 どちらもフィットしているってことはなく、まだまだトリニータのサッカーについて整理がついていない状態で、模索中といったところです。

 

―先日の古巣・広島とのホーム戦は残念な結果に終わりました。今後、堅守のチームに対してどう得点を狙っていきますか?

 まずはチームのゲームプランをベースにしつつ、個々の意志をはっきりと持ってプレーしていければなと思っています。

 

―チームが勝てない時期を振り返って、選手の皆さんから「チームのルールを意識しすぎた」というコメントが聞かれましたが“個々の意志”というのは、そのことにつながりますか?

 そうですね。(判断することについては)難しい部分もありますが、(試合中、ピッチの)中では想定外のことが起きるので、個人個人で判断していくことが求められます。チームの戦術を踏まえつつ、点を取るためにどうしたらいいのかをしっかりと考えていかないといけないと思います。

 

―勝てなかった時期を乗り越えて、チームとして、個人としてつかんだことはありますか?

 3連勝している時、チームは“生き物”のようにプレーに流動性があり、選手も個々で判断できるようになりました。だから、外から見ていてもすごく面白かったです。個人的にはまだまだ全然足りてなくて、自分が出る意味をもっと明確に(得点という形で)示さないといけないなと思っています。

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