トリニータの歴史を彩った選手たちの今① 高松大樹(大分市議会議員)

2020/04/04
  • 大分トリニータ

成功も失敗も糧にすればいい

 

Q:引退後の話を聞きたいのですが、あらためてサッカーとは異なる道を志した理由は?

 サッカーとは全く別の道を選んだという感覚はないです。単純に大分に恩返しがしたかったという思いが強く、自分に何ができるかと考えたとき、スポーツを通して大分の魅力を全国に発信したいと思いました。その思いを実現するために選んだのが市議会議員になることでした。今になれば思い切ったことをしたと思いますが、新しいことを始めることにちゅうちょすることはなかったです。

 

Q:議員活動だけでなく、女子サッカーの普及活動やユーチューバーとしても活躍しています。

 自分からサッカーを切り離すことはできません。これからも何らかの形でサッカーに携わりたい。人生のほとんどの時間をサッカーに費やしてきたので、これまで経験したことや楽しさを伝えたいです。ユーチューブは今年から始めたのですが、一番の目的は大分の魅力発信です。大分の食や文化、温泉など誇れるものは多い。この魅力を全国に発信したかったし、S N Sで情報を発信する若い世代とつながりたいと思っています。

 

Q:今後の活動は?

 今できることを全力でする。それは現役時代の頃から変わりません。サッカー界と大分に恩返しできることがあればなんでも挑戦したい。ネガティブに考えず、新しいことにどんどん挑戦したいです。成功も失敗も繰り返して糧にすればいい。それはトリニータで学んだことなので。

 

 

■プロフィール■

たかまつ・だいき/1981年9月8日生まれ、山口県宇部市出身。大分トリニータ―F C東京―大分トリニータ、大分トリニータ在籍は16年間。J1通算195試合45得点など。日本代表2試合、アテネオリンピック出場。現在は大分市議会議員。

(柚野真也)

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