大分Bーリングス 有言実行 川上理偉が覚悟のシーズンに挑む

2022/04/13
  • 大分B―リングス

 独立野球のヤマエ久野九州アジアリーグに所属する大分Bーリングスのキャプテンとして活躍する川上理偉は、今季を「覚悟のシーズン」として臨んでいる。「今年1年で結果を出す。3割15本塁打20盗塁が目標」と公言するのには理由がある。今年結婚した川上は、家庭を持ったことで家族への責任と自覚が芽生えた。「上のステージでやれないのであれば、それまで。野球を辞める」。川上の言う「上のステージ」とは日本野球機構(NPB)のことだ。今秋のドラフト指名を受けるために退路を断ち、野球に没頭する。

 

 178cm、85kgの体に反骨心が詰まっている。昨季も主力として試合に出たが、結果を残すことはできなかった。川上は「昨年は全てが初めてで、試合に出るだけでバタバタして何もできなかった。今年は周りが見えているし、落ち着いて集中して試合に臨めている」と心境の変化を口にする。今季はここまで遊撃手として8試合全てに出場し、打率は3割4分8厘、本塁打2本と好調を維持している。小野真悟監督は「今年は出塁率が高く、(打席で)長くボールを見ることができ、逆方向に打てるようになった」と高く評価をしている。

 

今季好調の川上理偉

 

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