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大分B―リングス ラストチャンス 岡部峻太の挑戦が始まる

大分B―リングス ラストチャンス 岡部峻太の挑戦が始まる

 大分Bーリングスのエースとして活躍が期待される岡部峻太。中津東高校を卒業し、社会人チームなどを経て、昨季の球団立ち上げから在籍している。今季の独立野球「ヤマエ久野九州アジアリーグ」では、3試合で先発登板し2勝を挙げている。岡部は小さい頃からの夢であった日本野球機構(NPB)の選手になるため、今秋のドラフト指名に向けてアピールを続ける。

 

 26歳となった今季を「ラストチャンス」と位置付け、野球人生の全てを賭ける。「最多勝を取り、勝てるピッチャーであることを証明する」ことが今季の目標だ。冬場に1日6食を課し、走り込み、筋力トレーニングで増量に成功した。体重は81kgとなり、下半身のブレがなくなり、投球の際に踏み出した足が踏ん張れるようになった。「これまで以上に真っ直ぐでグイグイ押せるようになった。実際に意図的に三振を取れるようになった」と手応えを感じている。

 

気迫のあるピッチングを見せる岡部峻太

 

 ホーム開幕戦となった今月2日のダイハツ九州スタジアムでの福岡北九州フェニックス戦。6回を5安打2失点に抑え、安定感のある投球を披露した。岡部は「地元で自分らしいピッチングがしたかった」と、この日は緊張をほぐすために試合開始5時間前に球場入り。入念にウォーミングアップをして、小学生の頃から応援してくれている人たちの前で、今年に懸ける思いをボールに込めた。「圧倒的な数字を残して夢をかなえたい」

 

 小野真悟監督は「ストレートの威力はあるが、コンスタントに140キロ後半を投げ、コースを投げ分ける細かい制球も身に付けてほしい。今秋のドラフトが楽しみな選手」と評価する。これから登板する全ての試合がNPBへのテストとなる。

 

今季をラストチャンスと位置付ける

 

 

(柚野真也)