未利用魚が変身 高校生ふりかけ開発 佐伯豊南高校商業部 【大分県】
2025/06/11
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完成した商品は2種類。一つはホシザメを使った「ふかちゃん」。もう一つは、かつお節の原料としても使われるソウダガツオを使用した「かつおくん」。どちらもシソ風味のひじきとブレンドされており、炊きたてご飯に相性抜群の仕上がりとなった。
「食品を作る大変さを知ったことで、普段の食事にも感謝の気持ちが芽生えた」と語るのは部長の阿南音羽(3年)。現在は手作りのPOPやSNS発信など、販売促進活動にも力を入れている。
今後の課題は、継続的な販売体制の確立だ。山下教諭は「一過性の取り組みで終わらせず、もっと多くの店舗に置いていただき、販売を継続していきたい」と展望を語る。目指すのは、自分たちの暮らす町がもっと元気になること。高校生の若い力で地域活動の担い手となるべく、商業部はこれからもさまざまな取り組みを実践していく。
部員たちは地域活動の担い手を目指す
(塩月なつみ)