バトントワーリング 努力が導いた全国の舞台、木田彩也香(大分東明3年) 【大分県】
2025/05/19
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その成功の裏には、並々ならぬ努力があった。演技の精度を高めるため、小学3年からバレエ教室にも通い始めた。体幹の安定や姿勢の美しさを学び、すべてをバトントワーリングに還元してきた。また中学時代には表現力の壁に悩む時期もあったが、それでも練習を止めなかったのは、競技への愛情と、支えてくれる家族の存在があったからだ。
「どんな時も味方だから」。母のそんな言葉に背中を押され、木田は一歩ずつ成長してきた。悩んだときは家族に相談し、寄り添ってもらうことで乗り越えてきた日々を思い出すと、自然と目に涙が浮かぶ。
バトントワーリングは、華やかな舞台の裏で厳しい鍛錬を要する競技だ。木田はそれを知り、すべてを受け入れ、努力を続けてきた。競技を通して学んだのは、何事も諦めずに続ける力。「高校生活最後の1年、悔いの残らないように全力を尽くす」と語る。恩師や仲間、そして家族の愛情に支えられ、木田は今年もまた、全国の舞台に向けて歩みを進めている。
個人、チーム共に多くの全国大会へ出場してきた木田彩也香
(塩月なつみ)