一人一人の個性を自由に表現する 大分西高校美術部 【大分県】

2024/06/20

 部長の小林孜悠(3年)は、第60回記念大分県美術展に向けてラストスパートをかけている。「一目では理解できないような謎を残す絵を描きたい。将来は画家、または絵の仕事に携われるよう美大に進学し腕を磨いていきたい。美術部に入部したことで将来の選択肢が増え人生が変わった」と話す。

 

 美術部では、大会に出展しない部員でも部室に来て受験勉強などの自主学習をし、大会前には仲間を励ますなど多様な関わり方があるという。「学校はクラスの仲間だけではなく、それ以外にも自分の所属集団があることで心のよりどころになる。部活動は同好の友。文化部ならではの形で生徒たちをサポートしていきたい」と井ノ上教諭。「絵を描くことはもちろん、生徒一人一人の表現したいことを理解し、引き出すことが何よりも大切になる」と言葉を重ねた。今年も部員それぞれの個性を存分に発揮した作品が生まれる。

 

16人の部員たちが在籍し、さまざまな大会へ出展している



(塩月なつみ)

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