書道 自信が付き、人生を変えた書の道 原田みう(大分3年) 【大分県】

2023/03/09

 これまでの書道人生で一番うれしかったのは「第27回書道全日本高校・大学書道展」で最優秀校となって団体優勝したこと。部長としてチーム全体の士気を高める一方、個人戦の練習も同時進行で行うため、心が折れそうな時もあったと当時を振り返る。「部の目標でもある『日本一目指すこと』は大変なことも多かったけど、頑張る仲間の姿が励みになった」。仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、同大会では個人でも漢字、かな、調和体の3作品で入賞を果たした。

 

 毎日小さな目標を立て、その日の練習で達成するようにしてきたという原田。ストイックに自分と向き合うのは、周りの人への感謝の想いがあるからだという。「結果を出すことは、いつも支えてくれる地域の人や保護者、先生方への恩返し。特に前田エリ子先生には技術だけでなく、精神面も鍛えてもらった。先生の存在がなければ今の自分はなかった」。憧れの書道部に入って自分に自信が付き、人生が変わった。部活動で学んだ多くのことを後輩へつなぎ、これからも書と共に歩み続ける。

 

一緒に成長してきた3年生部員たち

 

 

(塩月なつみ)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ