息の合った演奏で県総文のトップを飾った別府鶴見丘高校箏曲部
2021/11/26
7月にあった『第44回大分県邦楽発表会「日本の調べ」』では準優勝となった。その時に、日本文化を直接感じ取れる曲を弾きたいと選曲したのが「螺鈿」。個人の見せ場となるソロパートの入れ替わりがある曲で、練習にも熱が入った。
感情的な要素を自分なりの表現で盛り込んだ。6人それぞれの思いを音にしようと、県総文に向けて練習してきた。県総文で演奏を終え、友成は「力強さは表現できたけど、まだまだ完成度を高めないといけない」と反省しきりだった。顧問の1人、佐々木寿恵先生は「清潔感があり良かった。演奏会は細かな部分より、どれだけ聞く人の心を動かせるか。それができたのだから立派」とたたえた。
県総文で出た課題を持ち帰り、次は12月の「第29回郷土芸能邦楽新人大会」に向けて総仕上げにかかる。友成は「目標は優勝。パートごとに息を合わせたい」と決意を語った。
郷土芸能邦楽新人大会では優勝が目標
(柚野真也)