ロボコンに懸ける青春がここにある 鶴崎工業高校電気部

2021/10/21

 知恵と技術を競うロボコン(ロボット競技)に、モノづくりの醍醐味(だいごみ)が詰まっている―。鶴崎工業高校電気部の部員20人は、自作ロボットを“ゼロ”から作り上げる。設計はもちろん、プログラミングや、機材となるアルミなどの加工をする。全ての作業を何もないところからはじめるため、多くの時間を費やす。「時間があっという間に過ぎる」と話すのは操縦を担当する山崎蒼斗(3年)

 

 今年9月に開催された県高校ロボット競技大会では3連覇を成し遂げた。大会は、5人1組でチームを作り、ロボットを操縦して3分の時間内にゴルフボールやペットボトルなどを指定の場所まで運び、得点を競う。部長の山下大空(同)は、「時間内に正確な作業が求められる。ロボットの大きさや重量などが制限されるなかで、アイデアを出し合い、ひとつの形にするのが楽しい」と話す。プログラミングに興味があり、入部して基礎から学んだ。「ロボットが動くことに感動して、試行錯誤を繰り返しながら知識が身に付いた」。大会ではプログラミングとメンテナンスを担当して、優勝の立役者となった。

 

ロボットの動きを見つめる部員たち

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ