吹奏楽 パフォーマンスと演奏が重なり合う藤蔭高校のエンターテインメント集団
2021/10/07
高校生エンターテインメント集団の名に偽りなし―。藤蔭高校の吹奏楽部は毎月平均五つのコンクールや演奏会、イベント、セレモニーに参加して観客を魅了する。コロナ禍で昨年、今年と出演数は減ったが、年末年始に向けて忙しい日々が続く。部員は48人、マーチングバンドとしては少数だが、出演するイベントのテーマに合わせて演目を工夫し、観客を楽しませることを第一に活動している。
部員それぞれがエンターテイナーとしての自覚を持ち、演目のイメージに合わせて演奏とパフォーマンスでストーリーを組み立てる。先月開催された「第49回マーチングバンド全国大会九州予選県代表団体選考会」では、万里の長城をモチーフに壮大なロマンを描き、九州大会に駒を進めた。顧問の山本憲一先生は「いい演奏をすることは前提だけど、エンターテインメントとして、見てくれた人がすごいと思えるようなパフォーマンスをしようと生徒には伝えている。そこが評価されたと思う」と話す。
文化祭でマーチングバンドの演奏を披露した