写真 各々の感性で感動を表現する鶴崎工業高校
2021/09/29
部内では「今週の1枚」として、毎週1作品を選んで印刷し題名を決めて、顧問の先生に提出する。これを1年、2年と繰り返すことで、技術が向上するだけでなく、自分のテーマや傾向が分かるようになる。「撮りたいものが明確になった」と長小舞妃(3年)。友人をモデルにした白黒の作品が評価され、今夏の全国高校総合文化祭(全総文)に出品した。
長と同様に全総文に出場した長尾真鈴(2年)の得意は風景写真。「絵になる場所を見つけるのが面白い」と地元の水族館・うみたまごを被写体に、空と水面と建物をフレームに収めた。「まるで絵画のような写真」と講評を得て、奨励賞を受賞した。「来年も全国大会に出場して優秀賞を取りたい」と青写真を描く。
顧問の甲斐久生先生は、「カメラを持つことで想像力が豊かになり、感性が磨かれる。思いを残せるのが写真のいいところ」と、感動を表現する手段としてカメラを手に取ってほしいと語った。
長小舞妃と全総文に出品した作品「決心」
(柚野真也)