デザイン 夏の甲子園県予選、大会パンフレットの表紙を飾った田中悟(鶴崎工業3年)
2021/07/05
タイトルの「熱協」は、「熱心に野球に取り組む野球部が、チーム全員で協力して大会に向けて練習していたのを見て思いついた」。作品のバックに燃え上がる炎が印象的。打者の青、投手の赤、ボールの黄色は、色の3原色を取り入れている。躍動感を出すために凹凸で立体感を出しテクスチャーを施すなど、ち密に練られた作品となった。
中学は美術部に所属し「デザインを学びたい」と鶴崎工業に入学。デザイン部に入り、CGで表現する感性と技術を磨いた。これまで、大分県共同募金会ポスターコンクールの県知事賞などの受賞歴がある。将来の夢はジュエリーデザイナーだったが、最近は「美術やデザインの楽しさを伝えたい」と教員を志す。
日本代表の侍ジャパンや高校野球を「観戦するのは好き」という田中。野球部には「暑さに負けず、それを超える熱い気持ちで乗り切ってほしい。甲子園を目指してほしい」とエールを送った。
「CGで表現することが楽しい」と語る
(柚野真也)