主将奮闘記 東九州龍谷高校軟式野球部 小下裕介(3年) 【大分県】
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九州王者として迎える、第61回九州地区高校軟式野球大会で連覇を狙う東九州龍谷。投打の軸となり、精神的支柱としてチームを引っ張る小下裕介は、ひと冬を越えて肉体改造に成功した。186cm、75kg、手足の長さにパワーが加わり、強い打球を打てるようになった。「練習から全員の意識が高く、打撃力が向上した」とチームの底上げにも手応えを感じている。見据えるのは今夏の全国大会出場だ。
Q:ひと冬を越えて感じた手応えは?
今年の冬もバットを振り込みました。3年生は2度目の冬を越したことで強く振れるようになったし、打球のスピードが上がったと思います。2年生も筋力がつき長打が出るようになりました。3月の(第61回九州地区高校軟式野球大会)県予選では、昨年の秋の県予選ほど点差をつけて勝つことはできませんでしたが、点の取り方が良く、2試合を無失点で抑えて優勝できたことは良かったと思います。
Q:個人としての調子は?
県予選は初戦に抑えで投げましたが制球が良くなかった。打つ方も全くタイミングが合わず結果を残せませんでした。昨年の秋まで調子が良かっただけに残念でしたが、修正点は分かっています。九州地区大会までに実戦感覚を取り戻せば、いい状態に戻ると思っています。
Q:昨年の夏の新チーム立ち上げ時にキャプテンとなりましたが、その経緯は?
立候補しました。周りの後押しもあったし、自分がチームを引っ張りたいという思いもありました。これまで小・中学とキャプテン経験はありませんが、自分が率先して声を出し、練習からいい雰囲気をつくっています。個性の強い選手が多いので、周りに気を配りながら、全員の気持ちがバラバラにならないようにまとめていければと思います。
Q:理想のキャプテン像はありますか?
1学年上、2学年上のキャプテンです。2学年上のキャプテンは練習の時は厳しかったけど、普段は優しく接してくれ、オンとオフの切り替えができる人でした。1学年上のキャプテンは声やプレーでチームを引っ張るタイプでした。それぞれタイプは違いますが、参考にしています。
体重増でスイングスピードが上がった