ライフセービングスポーツ 砂浜最速の称号を手にした斎藤裕(大分市ライフセービングクラブ)

2019/05/26
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 水辺の事故防止のために活動するライフセービングで、実際の救命救助を想定した技術を競うスポーツがある。一般的に知られるビーチフラッグスもその競技の中の一つだ。5月に九州や中国地方のライフセービングクラブや大学が参加した「福岡ライフセービング選手権」が開催され、大分市ライフセービングクラブの斎藤裕(大分高校3年)がビーチスプリント男子で優勝した。

 

 ビーチスプリントとは、砂浜の直線コースを90m走る競技で、陸上の短距離走のようなもの。社会人や大学生など並みいる猛者と競い、砂浜最速の称号を手にした斎藤は、「緊張したけど日頃からビーチを走っている成果が出た」と振り返る。日頃のトレーニングを指導する大分県ライフセービング協会の尾田智史代表理事は、「持って生まれた瞬発力もあるが、不安定な砂浜でバランスを保つ体幹と下半身の筋力がついた」と練習の成果を勝因に挙げた。

 

ビーチスプリントで優勝した斎藤裕

 

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