世界への扉を開く最後のピース 伊藤白羽(柳ケ浦2年)、U-17サッカー日本代表初選出 【大分県】

2025/06/21
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 U-17サッカー日本女子代表のアメリカ遠征メンバーに、柳ケ浦高校の2年生センターバック伊藤白羽(さわ)が選ばれた。身長175cmの長身DFにとって、今回が初の日本代表入りとなる。10月にモロッコで開催されるU-17女子ワールドカップへ向けた大事な選考の場。伊藤にとっては夢舞台への第一歩である。

 

 「ずっと憧れていた代表のユニフォームを着られるのが本当にうれしい」。選出を知った瞬間、伊藤はすぐ母へ連絡を入れた。驚きと喜びが入り混じる反応が返ってきた。小学1年でサッカーを始め、小学3年からセンターバック一筋。世代別代表に選ばれる同年代の選手たちを横目に、黙々と自分を磨いてきた。男子日本代表の板倉滉をプレーモデルに掲げ、高さと冷静なプレーを武器に成長を続けてきた。

 

 ただ、ここまでの道のりは平坦ではなかった。高校進学とともに香川から大分へと越境入学。「林監督の指導に引かれた。サッカーだけでなく、人間性を育てる姿勢に共感した」と語る一方、入寮当初は環境の変化や人間関係に悩むこともあった。昨年12月には成長が感じられず、もがき苦しんだ時期もあったという。

 

新チームになって先発に定着した伊藤白羽

 

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