サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】

2025/06/27
  • 新着
  • HEADLINE

 大分トリニータU-18の守護神・平野稜太(大分東明3年)は、U-17日本代表に初選出され、このほどスペイン遠征から帰国した。初戦のカナダ戦と、その後のスウェーデン戦に先発出場。初の海外遠征ながら堂々としたパフォーマンスを披露し、「代表の舞台でも自分の武器は通用した」と手応えを語る。

 

 身長180cm。現代サッカーのGKとしては決して大柄ではない。だが、鋭いシュートストップ、積極的にビルドアップ(攻撃の組み立て)に参加し、正確なキック精度にも優れる。「体格で劣るなら、それ以外で勝つしかない」(平野)。そんな覚悟が、プレーの端々ににじむ。

 

 平野のGK人生において、今回の代表選出はまさに転機だった。かつては「180cmでは日本代表に選ばれることは厳しい」と言われたが、それでもはい上がり、ついに日の丸を背負う存在に。「試合前に国歌が流れたとき、本当に誇らしかった。ここで終わりたくないという気持ちが強くなった」と目を輝かせる。

 

スペイン遠征から帰国した平野稜太

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ