コンディショニング特集③ 視覚能力を高め、パフォーマンス向上 国東高校女子バレーボール部

2018/12/28
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 ビジョントレーニングとは「視覚能力の柔軟性を高めるトレーニング」と、指導する植村正トレーナーは話す。「基本は上下左右、斜め、前後と眼球を動かすことで動体視力、焦点合わせスピード、周辺視野の機能を向上させることができる。バレーに必要な距離感や空間把握力を高めている」。メニューは多様で、取材した日は3つのビーズが付いたヒモを使い、寄り目や開き目の柔軟性を高めるトレーニング(写真)などを行っていた。導入当初は疑心暗鬼だった選手もいたが、「1、2カ月経ったときにレシーブをしていたらボールがよく見えるようになり、相手の動きも良く見えるようになった。コートの中で冷静に対処できるようになった」とキャプテンの後藤奈々(2年)。佐藤監督は「ビジョントレーニングの成果は目だけではない。選手の集中力が以前よりも増したし、運動パフォーマンスも向上している」と実感する。これらの成果に対し、植村トレーナーは「素早い動きの中で物を捉える追従機能が上がったことがパフォーマンスの向上につながっている」と分析する。

 

 「ボールが止まって見えるという選手がいる。私もそのレベルに達したい」と後藤。今ではウォーミングアップと同じように、練習前に自分の指2本を使い縦に、横にと動かして目の筋肉を動かしてから練習を始める。

 1月の県高校新人大会に向けて、これまでと異なるアプローチで確かな手応えを得た。「一人一人が相手の変化に築いて、自分たちで考えてプレーができている」と佐藤監督。これまで粘って、つなぐ気迫を前面に出した雑草魂に観察眼が加わった。ビジョントレーニング効果を試す絶好に機会となるはずだ。

 

ビジョントレーニング効果は徐々に出ている

 

コンディショニング特集

柳ヶ浦高校サッカー部

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大分トリニータ

 

(柚野真也)

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