九州高校女子ソフトボール選手権 日本文理大付属 10人の挑戦が風を変えた勝利 【大分県】

2025/05/13
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 マウンドを託されているのが亀田浬響(りおん、3年)。九州高校女子選手権では朝の冷え込みや体調の波によって調子を崩す場面もあったが、守備陣の支えと自身の修正力で立て直す姿は、エースの風格が漂う。武器とするライズボールに加え、チェンジアップも習得中。監督の助言を素直に吸収し、試行錯誤を重ねながら球種の幅を広げている。「守備に安心感を与えられる投手になりたい」と語るその眼差しは、次の勝利を見据えている。

 

 6人で戦ってきた日々が、今のチームの礎だ。少人数がゆえに練習時間が限られ、工夫の余地は多かった。しかし「だからこそ絆が強まった」と亀田。一人一人が自覚と役割を持ち、10人が連動して戦う。この連携力こそがチームの真骨頂となった。

 県高校総体まで、残された時間はわずか。「インターハイ出場が目標。必ず勝ちにいく」と平岩は力を込めた。

 

エースとしてマウンドを託される亀田浬響

 

 

(柚野真也)

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