九州高校女子ソフトボール選手権 日本文理大付属 10人の挑戦が風を変えた勝利 【大分県】

2025/05/13
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 3月まで部員6人で活動を続けていた日本文理大付属が、いま注目を集めている。4月に新1年生4人が加入し、ついに試合に出場できる人数がそろった。新体制初戦となった九州高校女子ソフトボール選手権の県予選を制すると、10日に竹田市総合運動公園で開催された本戦では初戦を突破。準々決勝で強豪・神村学園相手に0-2で敗れはしたが、その堂々たる戦いぶりは確かな希望を感じさせた。

 

 指揮を執るのは、今春就任したばかりの門松浩孝監督。長年、熊本県内で指導経験を積み、国内トップリーグのJDリーグでも采配を振るった名将だ。門松監督は「選手の今ある力を生かす」ことを最優先に掲げ、シンプルな戦術を落とし込む。小技に頼らず、長打で一気に畳みかける打線構築へと舵を切った。練習でも走塁とバッティングを徹底強化。特に意識改革の成果は打撃面で表れており、「自分たちの良さを生かせるチームになった」とキャプテンの平岩あいみ(3年)は語る。

 

 その平岩は、2番バッターとして小技とチャンスメイクを担う。初戦では持ち味を発揮し、攻撃の起点となった。1番の辻朋花(3年)、3番の高橋美空(2年)と続く打線は強打が持ち味。試合経験こそ浅いが、タイブレークでも落ち着いて試合を運び、「粘り強さは自信になった」(平岩)と笑顔を見せた。

 

4月から新体制となった日本文理大付属

 

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