全九州総合選手権県予選 バレーボール男子 大分南が鍛えたメンタルで粘りのプレーを展開し頂点 【大分県】

2025/04/24
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 県高校総体の前哨戦となる今大会。大分南は1月に開催された県高校新人大会より大きく成長した姿を見せた。中でも注目を集めたのはキャプテンの井手平。サーブ、スパイク、レシーブと攻守にわたって存在感を放ち、勝利の原動力となった。柿原茂徳監督は「今日はまずまずの出来。特に1セット目は井手平のサーブが走って、勢いに乗れた。高校選抜候補合宿に参加したことで技術的にも精神的にも大きく成長し、他の選手にもいい影響を与えている」と目を細める。普段は辛めの評価が多い柿原監督の「まずまず」という好感触の言葉からはチームの状態が上向きであることが伝わってくる。

 

 もちろん、活躍したのは井手平だけではない。宮永晃宏(3年)や芦谷稔(同)、嵯峨など2、3年生に加え、1年生も貴重な経験を積んだ。特に中学時代に大分県選抜のキャプテンを務めたリベロの森山慎平(1年)は今後大きな力になってくれそうだ。試合を通して守備やサーブなど課題も見つかったが選手たちの表情は総じて明るい。井手平は「1セット目は自分たちらしい試合ができた。2セット目で見つかった課題を改善して本戦(全九州総合選手権)でも優勝を目指したい」と力強く語り、さらなる飛躍を誓った。

 

全九州総合選手権での優勝を目指す大分南

 

 

(甲斐理恵)

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