スター候補生インタビュー(1) 野球 松石信八(藤蔭3年)「走攻守3拍子そろった選手になる」 【大分県】
2024/01/01
- HEADLINE
高校1年の夏の県選手権からマウンドに上がり、1年生当時の最速は146キロをマークするなどプロからも注目を集めた松石信八(藤蔭3年)。2年時にはエースの座をつかんだが、けがに苦しみ長期離脱を繰り返す。最後の夏となった3年時も打席で脇を痛め、試合途中でベンチに下がり不完全燃焼で高校野球を終える。それでも野球センスに加え、遠投115メートル、50メートル走は5秒9の身体能力が高く評価され、野手として千葉ロッテマリーンズからドラフト育成2位で指名された。松石は「不安はない。伸びしろしかない」と期待を胸に、プロ野球選手としてスタートする。
Q:今月8日に入寮し、新たなステージでの勝負が待っています。今の心境は?
今はプロでやってやろうという気持ちしかないです。夏の大会が終わってから野手転向に向けて練習しました。投手との二刀流も考えましたが、僕の身長(175cm)では少し厳しいと思っていました。バッティングが好きだし、走るのも得意なので、そっちの方がプロで通用するだろうし、スカウトの方も勧めてくれたので決断しました。守備練習に時間を費やし、ある程度の形はできているので不安はないです。
Q:高校最後の大会は、先発マウンドに上がったが、脇腹を痛めて9球で降板。今も悔しさが残っているのでは?
自分のけががなければと今でも思い出します。本気で甲子園を目指し、3年間頑張ってきました。けがも実力のうちと言われるけど、最後の大会で、最後のチャンスで本気の戦いができず負けた。不完全燃焼です。
プロ入り後は野手として勝負する