3年生、夏物語2023 アーチェリー女子 満身創痍で国体連覇を目指す渡辺芽吹(大分東明3年) 【大分県】

2023/09/10
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 アーチェリー少年女子の渡辺芽吹は、満身創痍(そうい)で鹿児島国体に臨む。7月の全九州体育大会で両肩を痛めて、8月の全国高校総体では本来の力を発揮できなかった。上位入賞が期待されていたが個人戦は42位、団体戦では準々決勝で敗退した。渡辺は「最悪な結果だった。団体戦では私が先頭を切って引っ張らなければいけなかったのに、完全に足を引っ張った。情けない」と落胆した。

 

 小学5年から祖父の指導でアーチェリーを始めた渡辺は、「本数を重ねなければ上達しない」と練習に励んだ。負けず嫌いが故に誰よりも練習した。その甲斐あって全国大会の常連となり、今年5月には自己最高の653点を記録、これは今夏の全国高校総体の個人優勝を上回る。否が応にも日本一の期待が膨らんだが、練習過多による慢性的な肩痛は限界を超えていた。「昨年の秋から痛みと付き合ってきたが、全国高校総体前は矢を放つことさえできなかった」(渡辺)。

 

両肩痛をこらえ国体九州ブロックに臨んだ

 

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