県新人バドミントン大会 団体は男子・別府鶴見丘、女子・昭和学園が優勝
- HEADLINE
大分県高等学校新人バドミントン競技大会が別府市総合体育館(べっぷアリーナ)で行われた。団体男子は別府鶴見丘が8年連続17回目、女子は昭和学園が2年連続37回目(※)の優勝。個人はダブルス男子が菅大伍・田邊龍世(別府鶴見丘2年)、女子は幸凪紗・金田七海(別府鶴見丘2年)、シングルス男子は菅大伍(別府鶴見丘2年)、女子は伊藤汐里(昭和学園2年)がそれぞれ優勝した。
昭和学園 シングルプレーヤー集団をチームへと昇華
「ピークは12月の九州大会。今大会で出た課題をクリアしたい」とは、昭和学園の吉田太郎監督。今夏のインターハイ出場選手が多く在籍するチームは、ダプルスでのペアの組み合わせを摸索中。シングルスではベスト4を同校が独占する強さを発揮したが、ダブルスでの優勝は逃した。「個人能力を最大限に伸ばす」。高校までは将来性を見据え、シングルスプレーヤーの育成が昭和学園の指導方針となる。「技術があるが力を出し切れていない」ダブルスをどのように融合するのか課題は残るが、「組み合わせを考え、公式戦でしか味わえない緊張感の中で熟成していていく」(吉田監督)。12月に長崎県大村市で行われる「全九州高等学校選抜バドミントン大会」まで1カ月弱。個人集団を貫き、組織力も高めていく。目標は団体、個人での九州制覇だ。
選手に指示する吉田監督
別府鶴見丘 選手層厚く、タイトル上位を独占
男子は出場した団体、ダブルス、シングルスのすべてのタイトルを独占し、3冠を達成した菅大伍を中心とした別府鶴見丘が圧勝した。シングルスもダブルスもベスト4を同校が独占する層の厚さを見せつけた。女子の昭和学園同様に「九州でどれだけ勝つことができるのか楽しみ。チーム内で高いレベルで競わせたい」と江藤義光監督。チームを引っ張るのは菅だ。積極的なプレーを身上とし、巧みなラケットワークで相手を翻弄(ほんろう)し、キレのあるスマッシュをコートに叩き込む。ダブルスで対戦した向野拓磨(大分西2年)が「何もできずに終わってしまった」と振り返るように、県内では圧倒的な力がある。九州大会、その先の全国高校選抜を見据える。
※昭和女子高校時代を含む
(柚野真也)