バレーボール男子 盤石の大分工業が優勝
2021/04/22
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全九州バレーボール総合選手権大会県予選
男子決勝 4月18日 大分南高校体育館
大分工業2-0別府鶴見丘
(25-21、25-22)
県高校新人大会で優勝した大分工業と王者奪還に燃える別府鶴見丘の戦いとなった決勝戦は、大分工業がストレート勝ちで新チームになって2度目の優勝を決めた。
今大会は危なげない試合運びで1セットも落とすことなく勝ち上がってきた大分工業には、勢いと何事にも動じない落ち着きがあった。1セット目は序盤こそシーソーゲームの様相を見せたが、中盤以降はじわりと点差を離した。2セット目はサーブの甘さから、相手エースにスパイクを打ち込まれ、序盤からリードを許す展開になったが「逆転してくれると確信していた」と江崎裕之監督。草野好貴(3年)は「1点差のゲームを想定して何度も練習を重ねていた。(1点差になった時)想定通りだと思った」と監督にも選手にも焦りはなかった。
キャプテンの芦谷透(同)を中心に声を出し、草野、甲斐優作(同)の両エースと力を付けてきた相良琉翔(2年)が要所で鋭いスパイクを叩き込み、江崎監督が「今後チームの要になる存在」と評する利光遼紀 (同)のブロックも冴えた。選手一人一人が自分の役割をきっちりと果たし、最後まで冷静なプレーで見事勝利をつかんだ。
今年の大分工業は選手層が厚い。チーム内の力は拮抗(きっこう)しており、「今回出ていない選手の力も大きいし、1年生にもいい選手がそろっている」と江崎監督。10年以上優勝から遠ざかっている県高校総体優勝へ向け、下準備は着実に整ってきている。
選手層の厚い大分工業が優勝した