ブラックスジュニア(ラグビー) ノーサイドが原点

2019/06/03
  • クラブ・部活訪問

 大分舞鶴高校ラグビー部OBが主催する小学生対象のラグビークラブ・ブラックスジュニア。監督を務める福浦孝二氏は高校ラグビー“伝説の一戦”として今も語り継がれる1984年の第63回全国高校ラグビー大会決勝、大分舞鶴対天理戦で最後のゴールキックを外した“その人”だ。

 

 あの福浦選手が監督となりどんなに厳しい練習が行われているのか…と思えば、グラウンドを自由に駆け回る子どもたちはとにかく楽しそう。練習の間中、無邪気な笑い声が響いている。福浦監督は「まずはラグビーを楽しんでほしい。ラグビーが好きな子に育てることが一番の目的」と話し、技術的なことはしっかり教えるが、考えを押し付けたり、行動を強制したりすることは一切ないという。

 

 心からラグビーを楽しみながらも、学年が上がれば子どもたちには、もっとうまくなりたい、試合に勝ちたいという強い思いが宿る。「ラグビーにはさまざまなプレーがあり、どんなタイプの子も得意なことが見つかる。得意なことが見つかれば自信がつき、誰に言われなくても頑張ってみようという気持ちが生まれる。私たちはそれをサポートするだけ」(福浦監督)。培われた向上心は“力”となり、チームは現在、県内でもトップクラスの実力を誇る。昨年9月に行われたトライドリームカップ大分県予選優勝(6年生)、続く九州大会第2位グループ2位(5・6年生)、今年2月の大分県ミニラグビー冬季大会優勝(6年生)など輝かしい成績を残している。

 

小学1年生から6年生まで総勢35人

 

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