国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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マルちゃん杯柔道大会 USA小倉塾が全国大会の出場権を得る
第34回マルちゃん杯九州少年柔道大会が23日、大分市の昭和電工武道スポーツセンターで行われた。今大会には小学生の部に71チーム、中学生男子の部は69チーム、中学生女子の部は46チームが参加。1回戦から白熱した試合が繰り広げられた。
中学生男子は、参加チーム間のレベル差があまりなかった中で、総合力の高さを発揮した「やるキッズ柔道クラブ(福岡県)」が大会を制した。中学生女子は力強さと高い技術を兼ね備え、大会を通して1ポイントも与えなかった「夜須中学校A(福岡県)」が圧倒し、すべてにおいて一枚上手であることを証明した。男女混合となる小学生は、激しい攻防が繰り広げられたが、高い集中力を見せ勝ち上がった「宇美町少年柔道教室(福岡県)」が優勝した。
各部で上位チーム(小学生は4チーム、中学男子は6チーム、中学女子は2チーム)が九州地区代表として9月の全国大会に出場する。
各部とも白熱した試合となった
県内で唯一、全国大会への出場権を得た小学生の部の「USA小倉塾」は、準決勝で「筑前町スポーツ少年団夜須柔道部(福岡県)」に僅差で敗れた。小倉昌昭監督は、「地元開催ということでなんとか最低限の結果を残せて良かった。九州はレベルが高いが、選手は試合を通じて成長できたと思う。全国大会に向けて、さらに力をつけたい」と振り返った。
大会では先鋒の小関銀(6年)がポイントゲッターとなり、チームに勢いをもたらす。今大会の優秀選手に選ばれる活躍を見せた。大将の後藤光汰(6年)も全試合で勝利。「得意の払い腰を工夫して全国でも勝ち上がりたい」と力強く語った。角瑞穂主将(6年)は悔しさを隠せず涙した。「小さい頃から一緒に柔道を頑張ってきたメンバー。今日はみんなの力になれずに悔しい。全国までに努力して、強くなる。チームワークで勝負したい」と全国大会での活躍を誓った。
全国大会出場を決めたUSA小倉塾
(柚野真也)