
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
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2018県高校総体レポート〜憧れの舞台を目指して〜
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県内各地で熱戦が繰り広げられている県高校総体。
高校生アスリートの青春をかけたドラマは、
感動と興奮、歓喜と哀愁を与えてくれる。
今年も才能あふれる選手がそろった県内の高校スポーツ。
ここでは大分の未来を担っていく選手たちを紹介する。
友末瑛士(国東高校3年)
2001年1月11日生まれ、170cm・56kg、国東中学校出身
県高校総体では大会新記録となるスナッチ89kgを挙げ、同じ階級のライバルたちを圧倒した。春の全国高校選抜大会でもトータル5位の成績を収め、6月に国東市のアストくにさきで開かれた全九州高校九州大会では3位で表彰台に上がった。地元開催ということもあり、友末の登場の際はひときわ大きな声援が送られた。 「たくさんの声援があったので、九州大会という実感がなかった。応援が力になり、気持ちを高めたまま競技に臨めた」と笑顔を見せるも、ベスト記録を出せず、結果に納得していない。
土居雅典監督から「落ち着いて、でも熱い気持ちを持て」と背中を押された。全国高校総体ではスナッチ93kg以上、ジャーク110kg以上が目標。「5位以内に入りたい」と全国へ向けて気合い十分だ。
山岡辰司(国東高校3年)
2001年3月7日生まれ、163cm・62kg、姫島中学校出身
中学では卓球をしていた。全く異なる競技に興味を持ったことについて「高校1年の時、当時3年生の先輩に憧れた。すごい筋肉でかっこよかった。自分もあんな風になりたいと思って始めた」と、ウエイトリフティングとの出合いを振り返る。
先輩に近づくために努力を重ね、体づくりをしてきたが「まだまだ近づけていない」と謙遜する。ただ、彼が高らかにバーベルを挙げた姿は、ひときわ大きく見える。県高校総体では同階級の佐保滉季(大分工業3年)に続き惜しくも2位、全九州高校大会でも佐保を超えられなかったこともあり「次は絶対に佐保君に勝ちたい」と闘志を燃やす。
全国高校総体に向けて残り1カ月。トレーニングを重ね、「すべてを出し尽くしたい」と3年間の集大成として挑む。
(黒木ゆか)
佐保滉季(大分工業高校3年)
2000年10月24日生まれ、168cm・61kg、滝尾中学校出身
ウエイトリフティングを始めたのは高校から。「魅力は達成感。努力が重量に表れる」とその楽しさを語る。県高校総体では62kg級で優勝し、大分工業の4年連続31回目の総合優勝に大きく貢献した。
全九州高校大会では3位の選手と僅差で4位となり表彰台を逃した。スナッチ、ジャークともに1回目で失敗したことを悔やむ。「目標としていた重量を挙げられなかった。今後は気持ちの入れ方や調子の上げ方を意識して、1本目から本調子を出せるようにしたい」と、筋力だけでなく精神力の強さも問われるウエイトリフティングの難しさと向き合い、さらなる成長を誓う。
全国高校総体での目標はスナッチ100kg以上、ジャーク120kg以上と九州大会以上の目標を掲げる。
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