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トリニータ 開幕直前、主力3選手が意気込みを語る

トリニータ 開幕直前、主力3選手が意気込みを語る

 2月25日、いよいよJ2リーグが開幕する。今季は「勝点70、J1プレーオフ出場となる6位以内」が目標となる。片野坂知宏監督がチームを率いて3年目、これまで積み上げてきたベースに、新たな戦力が加わった。開幕を目前に控え、キープレーヤーに心境を聞いた。

 

DF竹内彬

 

 今季キャプテンとなったプロ13年目の竹内彬。派手さはないが安定感のあるプレーで最終ラインをまとめるリーダーは、対人に強く、ハードワークを武器とする。

 

 チームの状態はいい。けが人が少なく、みんないい準備ができています。昨年と比べて戦術が大きく変わったところはないし、しっかりとしたベースがあるので今年はさらに上積みをしたいです。新加入の選手は日に日に大分のサッカーに慣れつつあり、これまでいた選手はポジショニングやパスのタイミングなど、さらに細かな部分を突き詰めています。

 開幕がピークではなく、連携面などを含めてレベルアップしていければいいと思います。目標はJ1昇格ですが、目の前の試合に集中して42試合を終えたときに結果が出ていればいい。J2のレベルは年々上がっているし、今年は厳しい戦いになると思います。開幕戦は特別な意識はないですが結果にこだわりたい。勝てばホーム開幕で連勝を狙えるので。いいスタートを切るためにも開幕ダッシュで勢いをつけたいです。

 

 「開幕は結果にこだわる」と竹内彬(左)

 

FW藤本憲明

 

 2年連続J3得点王の肩書きを手土産に加入。空いたスペースに抜け、多彩なフィニッシュの形からゴールを狙うストライカーに、クラブが用意した背番号10は期待の現れだ。

 

 監督の目指しているサッカーは理解できています。自分の良さを出すために周りとのコンビネーションを高めなければいけません。自分の特徴は意外性だと思っています。攻撃のテンポを変えるような(スペースへの)飛び出しだったり、ボールを回すことが多いのでドリブルでアクセントをつけたいです。

 期待されている得点は、どこからでも狙いたい。決まった形がない、特徴がないのが僕の武器なので意外性を出しながら、ゴール前を攻略したいです。パスやクロスに対し(ボールを軽くこすり、軌道を少しずらす)フリックがうまくいけば、2、3人を一気に置き去りにでき、次々と連動できる。J2はJ3に比べて試合数が多いので、昨年の得点(24得点)を上回る結果を残したいし、残せる自信はあります。開幕から早い段階でゴールができれば自分自身が波に乗れるので、開幕戦で得点したいです。

 

今年も得点王を目指す藤本憲明

 

MF丸谷拓也

 

 12年のJ1昇格の立役者が5年ぶりに復帰した。片野坂監督が手本とする広島のサッカーを熟知しており、チームの核となる。攻守のつなぎ役として、今年のチーム浮沈の鍵を握る。

 

 これまでの練習試合で自分のプレーを周りが理解してくれたし、自分もみんなの特徴をつかめています。攻撃ではFWにつなぐパスで味方のいい部分を引き出したい。守備においては球際で負けない、攻守の切り替えを速くするなど、基本的な部分で戦う姿勢を示したいです。5年前はシーズン途中からの加入でしたが、今年はチーム始動からいる。覚悟と意気込みは前回以上です。

 大分のサッカーは広島と共通する部分が多く、しっかりボールをつなぐところは同じ。違いは守備の部分。広島は一度引いてブロックを作りますが、大分は前からボールを奪いにいきます。前線の選手にしっかり声を掛けながら、全体がコンパクトな陣形を保った状態で守備ができるようにするのが僕の役割だと思っています。(開幕戦の相手となる)栃木は堅守速攻のチームなので、焦らず粘り強く戦いたいです。

 

 攻守の要となる丸谷拓也

 

(柚野真也)

大会結果