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県高校新人大会 サッカー 4強決定!

県高校新人大会 サッカー 4強決定!

 サッカーの県高校新人大会の準々決勝が、1月21日に大分スポーツ公園のだいぎんグラウンドとサッカー場Aコートで行われた。全国高校サッカー選手権大会に初出場した大分西高校が大分上野丘高校に勝利。中津東高校、柳ケ浦高校、大分工業高校も準決勝に駒を進めた。

 

 九州高校U-17大会(新人大会)予選を兼ねた県高校新人大会。準々決勝は3試合が延長戦にもつれ込む接戦となった。情報科学-大分工業戦は、3年生の抜けた最終ラインが安定せず苦しんだ大分工業だが、延長で2点を奪い4-2で勝利。キャプテンとなりメンタルが充実したエース矢野達也(2年)がチームを引っ張った。柳ケ浦-大分南戦は、大舞台になればなるほど力を発揮する芝﨑翼(1年)が2得点を挙げる活躍を見せた柳ケ浦が4-2で勝った。中津東-大分戦は、3回戦に続き延長戦となった中津東が、勝負強さを見せつけ1-0で準決勝進出を決めた。

 

 チームを引っ張った大分工業のエース矢野達也(2年)

 

 優勝候補の筆頭と目される大分西は、全国高校サッカー選手権大会に出場した選手がチームの中核を担っている。ただ、新チーム始動が今年に入ってからだったこともあり、これまでの貯金でやりくりしているのが現状。首藤啓文監督が「3年生がいなくなり2年生に自覚が生まれたが、これまで攻守の仕組みを作っていたのは3年生。新チームとなり誰がどのポジションに適しているのか見定める時間もなかった」と話すように、試合をしながらチューニングしている。それでも全国の舞台で戦った経験は大きな自信となっている。守備を統率する首藤誠也(2年)は、「全国の強豪校と真剣勝負をして、自分たちの足りない部分も明確になった。一つひとつのプレーの精度にこだわるようになった」と話す。

 大分上野丘との試合は相手のロングボールに苦しんだが、パスをつなぎゴールを目指す“西高スタイル”は変わらなかった。チーム全体で同じ絵を描くには至っていないが、2、3人のパス交換から決定機を作った。前半に決めた後藤健也(1年)の1点を守り抜き試合を終えた。

 

 準決勝のカードは、大分西-大分工業、柳ケ浦-中津東に決定。流麗なパスワークを持つ大分西、運動量とコンビネーションの大分工業、攻撃力が自慢の柳ケ浦、堅守の中津東。カラーの異なる4チームはいずれも実力を備えており、熱戦は必至だろう。準決勝に勝った2チームは九州高校U-17大会の出場権を得る。大会は予選からリーグ戦となり、「九州の強豪校と最低でも3試合できるのは大きな経験になる」(大分工業・友成義朗監督)。

 

 県高校新人大会の準決勝は27日、決勝は28日。両日とも大分スポーツ公園サッカー場Aコートで行われる。

 

優勝候補の大分西イレブン

 

(柚野真也)

大会結果