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全国高校総体 柔道女子 国東が目標5位入賞を達成 【大分県】

全国高校総体 柔道女子 国東が目標5位入賞を達成 【大分県】

全国高校総体柔道競技

8月13日 レゾナック武道スポーツセンター

女子団体準々決勝

国東0-2修徳(東京)

 

 全国高校総体の柔道女子団体に出場した国東。大会前、田川晋治総監督は「ベスト8以上の実力はある。そこ(準々決勝以降)からは時の運。やってみないと分からない」と語っていた。エースの礒崎心音(3年)を軸に、想定通りに準々決勝進出。ここからギアを上げたかったが試合巧者の相手に苦戦した。

 

 準々決勝は一番手の中村梨乃(同)が敗れ、続く礒崎は「自分が一本取って、次につなげたかった」と果敢に攻めた。投げられぬよう、崩されぬよう警戒する相手を投げ切るのは、礒崎であっても困難だった。引き分けに終わり、勝負の行方は3番手の分園花菜(同)に託された。

 

一本を狙い前に出る分園花菜

 高校から柔道を始めた分園は、前に出てちゅうちょなく仕掛けたが、一瞬の隙をつかれ背負い投げに屈した。「一本を取らなければいけない状況で攻め急いでしまったところはあるが、自分の柔道はできた部分もある。代表戦に持ち込めれば(礒崎が)何とかしてくれると思っていたので、つなげなかったことが悔しい」と悔しさをあらわにした。

 

 田川監督は「力の差はなかったが、流れをつくれなかった」と分析。4強の壁を越えることはできなかったが、5位タイで入賞。「地元大会で入賞する目標は達成できた」と選手をいたわった。大会を終え、柔道を続ける者、一旦区切りをつける者、それぞれの道を歩む3年生に対し、「高校3年間で人間として成長できたことを、今後の人生で肉付けしてほしい」(田川監督)とはなむけの言葉を掛けた。

 

5位タイで入賞した国東

 

 

(柚野真也)