
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
県高校新人大会
バレーボール女子
決勝 3月28日 べっぷアリーナ
東九州龍谷 2(25-8、25-14)0 臼杵
バレーボールの県高校新人大会は、東九州龍谷(東龍)がセットカウント2-0で臼杵に快勝し、39連覇を飾った。今大会は新型コロナウイルス感染の影響で4校が棄権、イレギュラーな日程変更を強いられる中、東龍は1セットも落とすことなく、完全優勝した。
1月の春の高校バレー(全日本バレーボール高校選手権大会)で2回戦負けを喫した東龍は、日本一奪還を目標に新チームを始動。1年生の頃から主力として出場する飯山エミリ(2年)がキャプテンとなり、先発メンバーの選考もゼロから始めた。相原昇監督は「選手の適材適所を見極め、役割を明確にした」とポジションの配置転換などを敢行した。
これまで出場機会の少なかった中野凛(同)、岡部詩音(1年)、太田咲春(同)ら180cmの長身選手を起用し、ミドルブロッカーとして起用していた飯山を攻撃専門のオポジットに、アウトサイドヒッターの高橋葵(同)をリベロにコンバートする。さらにセッターとその対角のスパイカーを同時に選手交代させる「2枚替え」など大胆な采配でチームを活性化した。
自慢の攻撃力を最大限に発揮する飯山エミリ
選手は監督の起用に応え、それぞれが決められた役割を全うした。今大会ではブロックポイントが増え、安定したレシーブにもつながった。飯山は「攻撃に集中しやすくなり、持ち味を発揮できるようになった」と点取り屋としての性能を発揮した。どの試合でも序盤の前衛のローテーションで強烈なスパイクを打ち込み、連続得点でチームに勢いを与えた。得点後は、「全員でコート中央に集まって派手なガッツポーズで盛り上がる。チームに一体感が出て、みんなで戦っている感じをつくれた」とキャプテンとして雰囲気づくりにも気を配っている。
飯山は「新チームは明るく、それぞれが声を出す。常に日本一になるために、練習から『毎日が最高』となるように取り組めている」と胸を張る。日本一に向けて、新チームは好発進。相原監督は「高さを重視すると動きが重くなる。まだまだ目指すスピードに到達していないが、選手それぞれの持ち味を引き出していきたい」と、4月から新1年生の戦力を加え、3週間後の全九州総合選手権大会の県予選に向けて、新たなスタイルを思考している。
39連覇達成した東九州龍谷
(柚野真也)
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