現役プロが熱血指導 大分に広がる「バスケの灯」 【大分県】
バスケ
県高校新人大会 バスケットボール女子 優勝を逃し、王者奪還に燃える上位3校のキャプテンに聞く
新チームとなり、初めての公式戦となった県高校新人大会。女子バスケットボールは大分が圧勝し、2年連続2回目の優勝を果たした。優勝は逃したが、ベスト4に勝ち上がり、6月の県高校総体までの課題と収穫を得た上位3校のキャプテンに現状を聞いた。
中津北
決勝 48-93 大分
準決勝 89-60 明豊
峯佳乃子(2年)
Q:県高校新人大会を振り返ってください。
ウインターカップ(全国高校バスケットボール選手権大会)の県予選に比べて、ディフェンスではカバーポジションなど取れるようになり、成長した部分はあります。ただ、(得点源の選手に)頼りすぎた部分もありました。もっと全員でパスを回して攻めるようにできたらと思いました。
Q:今年のチームの特徴は?
昨年は3ポイントシュートやドライブを得意とする選手がいましたが、今年は全員でパスを回して走るバスケを目指しています。守備意識を高め、1対1で負けないチームになりたいです。
Q:今後に向けた課題は?
新チームになって初めての大会だったけど、自分たちがやってきたことは間違いないと自信を持てました。まだまだ攻撃も守備も粘りが足りなかったとも感じました。目標は優勝なので目指すスタイルを徹底し、バスケだけでなく生活面から見直し、誰からも好かれるチームを目指したいです。
Q:どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?
点を取るタイプの選手ではないので、周りがプレーしやすいような動きでアシストしたいです。勝つために何ができるかを考えて、一つのプレーを突き詰めたいです。
藤蔭
シード決定戦 75-38 明豊
準決勝 58-72 大分
平本咲羽(2年)
Q:県高校新人大会を振り返ってください。
これまでやってきたことを、全力で出せたと思います。練習から繰り返しやってきたディフェンスの交わし方やチームとしての約束事は実行できました。
Q:今年のチームの特徴は?
昨年は3ポイントシューターがいて外からのシュートが多かったですが、今年はドライブからの攻撃パターンが多く、全員守備で頑張るチームです。
Q:今後に向けた課題は?
ディフェンスの強化とシュート成功率のアップ。ディフェンスは(シュートを)打たれない、(ドリブルで)抜かれないという意識で練習しています。今大会では全てを出し切れたわけではないですが、手応えも感じることができました。シュート成功率の差が出たことが課題。そこは練習で改善したいです。
Q:どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?
持ち味はドライブからのジャンプです。シュートが入り出すと勢いに乗り、チーム全体も盛り上がるので、シュート成功率を上げたいです。ここ数年、チームはベスト4止まりなので、全国を狙いたい。そのためには1試合1試合を全力で戦い、結果にこだわりたいです。
明豊
シード決定戦 38-75 藤蔭
準決勝 60-89 中津北
山部怜歩(2年)
Q:県高校新人大会を振り返ってください。
練習からやってきたことが出せなかったです。自分たちのミスから試合の流れを変えてしまった。監督の言葉で気持ちを切り替えるようでは、まだまだダメ。反省の多い大会となりました。
Q:今年のチームの特徴は?
明るく、オンとオフのメリハリがあるチームだと思います。昨年のチームに比べると能力が劣るのは分かっていますが、成長できる部分はある。ディフェンスやルーズボールなど、頑張れば強くなれる部分は多い。やれることをしっかりできるチームにしたいです。
Q:今後に向けた課題は?
練習から覇気を持って、全力でプレーすること。強度の高い守備から速攻につなげるパターンを増やし、最後まで諦めずに、勝ちたい思いがプレーに現れるようにならなければいけない。
Q:どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?
ディフェンスではスティールを狙い、オフェンスでは試合をコントロールしたい。うまくいくことばかりではないので、チームをまとめて、泥くさいプレーでチームを支えたいです。昨年は先輩にインターハイ(全国高校総体)に連れて行ってもらったので、今年は自分たちの力で全国に出られるように引っ張っていきたいです。
(柚野真也)