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県高校新人大会 バスケットボール女子 5人が2桁得点を記録した大分が、2年連続2回目の優勝

県高校新人大会 バスケットボール女子 5人が2桁得点を記録した大分が、2年連続2回目の優勝

県高校新人大会

バスケットボール女子

決勝 3月20日 情報科学高校体育館

大分 93(29-9、14-15、19-15、31-9)48 中津北

 

 大分が盤石の強さを見せた。バスケットボール女子の県高校新人大会で大分が中津北に93-48で勝ち、2年連続2回目の優勝を果たした。大分は第1クオーター(Q)で29-9と大量リード。第2Q以降も技術の高さと1対1の強さで上回った。中津北は序盤に点差を広げられ、第2、第3Qは守備戦術を切り替え接戦に持ち込んだが、第4Qで引き離された。

 

 昨年末のウインターカップ(全国高校バスケットボール選手権大会)に初出場し全国デビューした大分は、大会後に新チームとなったが、コロナ禍でメンバーが全員そろって練習できたのはごくわずか。決勝戦でも1年生の主力を欠き、ベストの状態とはほど遠かった。楠本哲二監督は「練習ができず、体力もなく、武器なし。ウインターカップまでの貯金で戦った。けがなく無事に終わり、優勝できたことが収穫」と苦笑い。

 

戦況を見つめる楠本哲二監督と岐津桜華(2年)

 

 新チームは昨季のメンバーとほぼ変わらず、戦力を維持。全国大会を経験し、「さらに進化した姿を見せたかったが、強化プランを実行できずに3カ月過ぎた」(楠本監督)。練習不足は顕著で、動きは重かった。それでも「今できることをそれぞれが考えてプレーできた」とキャプテンの岐津桜華(2年)。中学の頃から一緒にプレーしたメンバーがほとんどで、個々の能力に加え、パスワークとコンビネーションで得点を重ねた。

 

 決勝では、岐津の20得点を筆頭に5人が2桁得点を記録。得点が偏らなかったため、相手にディフェンスの的を絞らせずに得点できた。守備では準備していたゾーンを使う場面は少なかったが、大崩れすることはなかった。楠本監督は「これまでは全国大会に出場することが目的だったが、全国の雰囲気を味わい、あの場でどうやれば勝てるのだろうという意識に変わった。高い目標を持てるようになったので、その目標に近づけるようにチームをつくっていきたい」と、新1年生を加えてチームづくりを進める。

 

2年連続2回目の優勝を果たした大分

 

 

(柚野真也)

大会結果

2023年度