
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
県高校新人大会 サッカー男子
決勝 1月30日 昭和電工サッカー・ラグビー場Aコート
大分1-0大分鶴崎
サッカー男子の県高校新人大会決勝はシード校同士の対決となり、大分が1-0で大分鶴崎に勝利し、3年ぶり10度目の優勝を果たした。
7月の県高校総体で優勝した前チームの主力が残る新チームは、各ポジションに核となる選手がいる。ただ、今大会はけが人が多くベストメンバーを組めずにいた。小野正和監督は「本来のウチの形であるパスをつなぐサッカーができず、ロングボールが多くなった。それでも勝てたことは大きい」と、結果を残せたことに安堵(あんど)の表情を浮かべた。
決勝は大分鶴崎に主導権を握られる時間が多かった。サイドを崩され、危ない場面もあったがゴール前を固め、得点を許さなかった。前半をスコアレスで終えたハーフタイムに、小野監督から「相手陣内に攻め込んだ時はパスのテンポを上げよう」と指示が飛び、後半は攻撃の時間が増えた。中盤の青山京志郎(2年)を起点にパスが回り、ピッチ内にリズムが生まれた。
決勝点を決めた青山京志郎
互いにシュートまで持ち込めない展開が続く中、勝負を決したのはセットプレーだった。後半27分、大分はC Kから青山が頭で合わせ先制点を呼び込んだ。「高さのある選手が競り合ってくれたので、こぼれ球を合わせるだけだった」(青山)。その後は、今大会5試合で2失点と堅守を誇る守備陣が相手に決定機を与えず、逃げ切った。
試合全体を振り返れば、相手にパスワークを上回られ、ペースを握られた。我慢する時間帯が多かったのも事実だが、小野監督は「ボールを持たれても、チームが崩れずうまくコントロールできていた」とチームの成長を実感する。ほころびを見せなかった守備力と少ないチャンスをものにする決定力を発揮。2月の九州大会までに与えられた時間は少ないが、パスの精度を上げ、本来のパスサッカーを構築する。
苦しみながらも優勝を手にした大分
(柚野真也)
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