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フェンシング男子 九州大会準Vの別府翔青、全国に向けて総合力を上げる

フェンシング男子 九州大会準Vの別府翔青、全国に向けて総合力を上げる

 フェンシングの九州高校新人大会(1月16日、別府市)に出場した別府翔青の男子団体エペは、決勝で鹿児島南に僅差で敗れ準優勝となった。佐藤麻依子監督は「相手は年代別の日本代表選手がいる強豪だったが、あと一歩まで追い詰めた。団体戦ならではのチームワークを発揮し、個人の役割を果たせた」と話し、3月の全国高校選抜大会に向けて大きな手応えを感じたようだ。

 

 団体戦にはキャプテンの川野偉楓(2年)、小学生の頃から実績のある岡田快斗と永松勇太の1年生が出場した。今大会はパワーとスピードが持ち味の岡田がポイントゲッターとなり、川野、永松が粘り強く、相手にポイントを与えずに勝ち上がった。川野は「みんなで声を掛け合い、いい雰囲気をつくれた。試合が終わるたびに先輩・後輩関係なくアドバイスを言えたのがよかった」と振り返る。

 

それぞれが課題に向き合いレベルアップを図る

 

 本来はフルーレを得意とする岡田と永松。背中を含む胴体部分で攻撃が有効となるフルーレと異なり、全身全てが有効面となって、先に突いた方にポイントが入り、両者同時に突いた場合は双方のポイントとなるエペは勝手が違う。勢いに乗りやすい岡田はパワースタイルで押し切ったが、永松は本来の力を出し切れなかった。ただ、器用で技術の高い永松が全国までに調子を上げれば、ダブルエースとしてポイントを重ねることができる。

 

 全国大会に向けて2カ月を切り、佐藤監督は「エペ、フルーレ、サーブルの3種目を均等に練習しながら全体を底上げし、大会が近くなったらエペを集中的に強化したい。川野は九州大会でのスタイルを変えず、岡田は(双方のポイントにならない)シングルランプの回数を増やしてほしい。永松は繊細なフェンシングをするので、大胆に思い切りのよさを出してほしい」と、九州大会で得た課題と収穫を落とし込む。全国大会での目標はベスト8以上となる。

 

全国高校選抜大会の目標はベスト8

 

 

(柚野真也)