
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
高校バレーボールの集大成の舞台である「春の高校バレー」の季節がやってきた。今月30日から予選がスタートし、出場権を懸けた熱い戦いが続く。今回は注目選手とそのライバルを紹介する2回目。
アウトサイドヒッター 佐村真唯(東九州龍谷3年)
2003年6月1日生まれ、168cm、上毛中学校出身(福岡県)
責任感が強く、コートの内外でリーダーシップを発揮してチームを引っ張る。今夏の全国高校総体では宿敵・金蘭会(大阪)に敗れ、決勝トーナメント2回戦で敗退。日本一を宿命付けられたチームにとって屈辱の試合となった。「あのときはチームがバラバラだったが、今は違う。チームの雰囲気は良いし、リベンジへの思いは強くなった」と覚悟を示す。勝ちたい思いが全面に出る闘将が“魂のスパイク”でチームを勝利に導く。
気になる選手は?
明豊野球部
自分たちのバレーをすることだけに集中しているので、対戦相手の選手は気にならない。いい刺激をもらったのはセンバツ高校野球で準優勝した明豊のみなさん。地元(津久見市)が一緒の黒木日向(3年)くんが活躍し、競技は違うけど日本一を目指す姿に奮い立った。次は私の番だと思っている。
セッター 三浦華(大分商業3年)
2003年8月9日生まれ、162cm、戸次中学校出身
「ここにきてトスワークがさえ、自信がついたのがわかる」と森栄一郎監督。昨年の春の高校バレー県予選から正セッターとなり、数々の経験を積んだ。三浦は「東龍(東九州龍谷)は鋭いコースを突くが、拾ってくれたボールをつなげたい。思い切りの良いトスを上げて、チームのいい雰囲気を作りたい」と話し、相手のローテーションやブロックの枚数、選手の長所、短所などあらゆるデータを頭に入れて試合に挑む。
気になる選手は?
セッター 新改星南(東九州龍谷3年)
アタッカーの調子が良くても悪くても、セッターが良ければチームは勝つということを実践している選手。意識する選手だが、惑わされることなく、ブロックを振り切るトスで上回りたい。
リベロ 本田栞奈(国東3年)
2003年4月9日生まれ、163cm、別府朝日中学校出身
向上心が高く、入学当初から「自分に足りないものは?」「メンバーに選ばれるためには何が必要?」と積極的に監督に問い、練習後の自主練習で、トレーナーの作ったメニューや自分で考えた練習方法で課題を克服してきた。一歩目のスピードを磨き、レシーブ力は春先から格段に上がり、安定感が増した。「攻撃につながるレシーブを上げたい」と、強烈なスパイカーのいる大分商業、東九州龍谷との対戦を楽しみにしている。
気になる選手は?
リベロ 新改栞南(東九州龍谷3年)
全ての高校のリベロがライバル。誰にも負けたくない気持ちは強い。特に東龍のリベロは安定感があり、崩れることがない。スパイカーほど目立つポジションではないが、チームへの貢献度は一番だと思っている。
(柚野真也)
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