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トリニータ 香川勇気インタビュー「全部勝つつもりで戦っていく」

トリニータ 香川勇気インタビュー「全部勝つつもりで戦っていく」

大分トリニータは10月3日、昭和電工ドーム大分でセレッソ大阪と対戦する。DF香川勇気選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は9月30日付本紙に掲載)

 

 昨シーズンJ2長崎から加入したDF香川勇気選手。開幕戦から左ウイングバックとして存在感を見せ、16試合に出場したが、度重なるけがにより途中離脱することに。今シーズンは第11節の浦和戦からほぼスタメンに定着し、第26節の神戸戦では自身J1初ゴールとなる得点を、見事なダイレクトボレーで決めた。

 

 

―ここから巻き返すために大事なことは?

 やはりメンタルの部分ですね。一人一人がどう考えるかですけど、失点したときに、どれだけみんなが逆転できるよう前向きな気持ちで動けるか。あとはもう本当にやるだけなので。どんな相手にも強度や精度を上げて臨まないと勝てないし、勝たないと勢いにも乗れないだろうし、とにかく貪欲に勝ちを意識していかなければと感じています。

 

―どうやって相手のゴールをこじ開けていきますか?

 アタッキングサード(相手陣内に攻め込むエリア)に入る回数を増やしたり、ゴールを奪うためには、ある程度リスクを冒してもいいんじゃないかと感じています。

 

 

―連戦のときはパフォーマンスに影響はありましたか?

 やはり普段よりは落ちました。我慢の時間帯が続くと集中力が切れたり、ボールを奪いに行って自分たちのボールにするよりも引いてブロックを作ったりして、結果、自分たちがボールを持てない時間帯が増えたり…。去年も過密日程の中、コンディションを調整しながらやっていましたが、今年も、どう調整するのがベストなのか探りながらやりました。

 サッカーにはけががつきものなので、そのときにいるメンバーでどう戦っていくか、チーム力が問われるとも思っています。

 

―独自の調整法を見つけましたか?

 自分は食事の面に力を入れています。特にリカバリーのときの食事ですね。口から取るものはすごく大事だと思うので、サッカー選手の知り合いやいろんな人に教えてもらった情報を取り入れて、ある程度、形になってきています。

 

―具体的に取り組んでいることは?

 僕がやっているのは炭水化物を少なくというか、量を決めてそれ以上取らないというものです。小麦類を抜いたり、中鎖脂肪酸を取ったり、なるべく体にいいものを取り入れるようにしています。あとは、サプリメントも含めて飲む時間帯や量などを計算しながら細かくやっています。

 

―今後に向けての意気込みを教えてください。

 2点目を取るか取らないかの勝負どころを、もっと一人一人が自覚を持ち、しっかりと見極めるようにならないと、やっぱり残留はできないと思っています。また、残留を目標にやっていても残留はできないと思うので、とにかく全部勝つつもりで、高い目標を設定した中で、着実に残留に向けて戦っていきたいと思っています。

 

(小野郁)

 

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