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アーチェリー 県高校新人 大分東明が男女ともに団体優勝

アーチェリー 県高校新人 大分東明が男女ともに団体優勝

 アーチェリーの県高校新人大会で大分東明が男女ともに団体優勝した。武内夕香監督は結果より内容に目を向け、「インターハイ(全国高校総体)のメンバーから男子は1人代わり、女子はそのままの同じメンバーだったが、得点は満足できるものではなかった。九州大会に向けて、まだまだ改善すべきことは多い」とぴしゃり。

 

 来夏の全国高校総体に向けてのスタートと位置付けた今大会だったが「フォームや打ち方などそれぞれ課題を挙げ、弱点克服に努めたが完成度は低かった」(武内監督)。目標とする1人600点に及ばず納得できる内容ではなかった。男子個人70㍍で優勝した高尾太輝(2年)は、昨年の同大会で自己ベスト623点を記録したが、その後は伸び悩む。「少し焦りはあるけどスランプというわけではない。フォームを変えたり、いろんなことを試したことが結果につながっていないだけ。感覚は悪くはない」とポジティブな言葉が出たのは成長の証だ。

 

優勝した男子団体のメンバー

 

 武内監督は「メンタルの競技なので全てをプラス思考で考えなければいけない、失敗しても尾を引かず、試合全体をトータルで考えればいい」と呼び掛け、部員は気持ちの切り替えを意識している。ほぼ毎日の練習では200回から300回、弓を引き矢を打つことを課している。「感覚の世界なので打ち続けて覚えるしかない」とイメージトレーニングと実践を繰り返す。

 

 目標は常に全国大会で上位争いをすること。そのためには「全員がコンスタントに600点を超えること」。高尾は「練習量を増やすことでメンタルの成長にもつながる。10月の九州大会で自己ベストを更新して、来年3月の全国高校選抜大会には出場するだけでなく、ベスト4以上を狙いたい」と先を見据えた。

 

優勝した女子団体のメンバー

 

 

(甲斐理恵)