国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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ハンドボール女子 下郡ハンドボールスポーツ少年団が全国2位
下郡ハンドボールスポーツ少年団が全国準優勝に輝いた。京都であった「第34回全国小学生大会」で次々と強豪チームを倒した。古谷裕邦監督は、「出来過ぎた感はあるが、子どもたちは1試合ごとに成長して頼もしかった」と目を細める。
緊張で試合の入りが硬かった初戦は動きが重かったが、体がほぐれ、コートに立つ選手だけでなくベンチからも声が出始めると勢いづいた。昨年からエースとしてチームを引っ張るキャプテンの高橋琉(6年)がミドルレンジから強烈なシュートを決めると、全員が大きなガッツポーズで喜び、ハイタッチで盛り上がった。後半に得点を引き離し、勝利する。
チームの得点源として活躍した高橋琉
得意の守備では足を止めずに全員で必死にボールを追うと、次第に攻撃のリズムが生まれた。3回戦、準々決勝は試合ごとに「ラッキーガールが出た。試合の勝負どころでシュートが決まり、試合の流れをつくった」と浜田隆行コーチ。チームの雰囲気は良く、選手交代もハマり、勢いは増した。
山場となった準決勝の岩国レインボー・キッズ(山口県)との試合は接戦となったが、最後は勢いが勝り1点差で勝利した。決勝戦は疲労もあり力尽きたが、高橋は「楽しく試合ができた」と喜んだ。
全国2位になったことで、これからは県内だけでなく、九州のチームからも追われる立場となる。浜田コーチは「他のチームからのマークが厳しくなるが、準優勝をフロックと言わせないためにも攻撃のバリエーションを増やしたい」と話し、12月の九州大会ではもちろん優勝を狙う。
全国準優勝に笑顔が弾けた
(柚野真也)