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県高校総体 クライミング男子 大後戸陽太(大分西2年)が圧勝

県高校総体 クライミング男子 大後戸陽太(大分西2年)が圧勝

大分県高校総合体育大会

6月13日 サイクルショップコダマ大洲アリーナ リード壁、屋内ボルダリング場

男子

1位:大後戸陽太(リード1位、ボルダリング1位)

2位:重松怜之介・竹田3年(リード2位、ボルダリング2位)

3位:本田陽葵・同(リード3位、ボルダリング4位)

 

 県高校総体のクライミングでは、大分西の大後戸陽太がリードとボルダリングでトップとなり、圧倒的な実力を見せて総合優勝した。昨年はコロナ禍で大会が中止となり、大後戸にとって初めての県高校総体となった。「緊張することはなかったが、優勝できてホッとしている」と笑みを浮かべた。

 

 小学6年生からクライミングを始め、中学3年時には国体少年男子の代表としてブロック国体に出場した経歴を持つ。実績も実力も今大会に出場した20人の中で飛び抜けていた。最初の種目となったリードでは参加者で唯一の完登。「リードは練習場所があまりないので練習できていなかったけど、コースを見たときに完登できるイメージがすぐに浮かんだ」と振り返った。

 

リードでは唯一完登した大後戸陽太

 

 得意のボルダリングでは3課題を1回で成功。「壁に張り付くイメージで登った」との言葉のごとく“クモのように”課題をクリアした。「これまでやってきたことを出せた結果」と涼しい顔で話したが、努力が報われた。

 週のほとんどを大分市内のボルダリングジムに通い、4時間程度の練習でボルダリングに必要な体の使い方を繰り返し練習した。ボルダリングジムでの練習以外に、トレーナーと話し合いながらクライミングに必要な体幹や筋力などを高めた。昨年は主要大会がほとんど中止になり活躍の場が少なかったが、全国大会で表彰台に立つために黙々と練習した。

 

 今大会は国体県予選も兼ねており、7月のブロック国体出場権も手にした。「イメージ通りに登れ、楽しむこともできた。本国体に出場できるように、もっと技術を高めたい」と大後戸。昨年のうっぷんを晴らす1年となる。

 

当面の目標は本国体の出場となる

 

 

(柚野真也)