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県高校総体 ソフトボール女子 実力通りに力を発揮した大分西が3大会ぶりの優勝

県高校総体 ソフトボール女子 実力通りに力を発揮した大分西が3大会ぶりの優勝

大分県高校総合体育大会

6月14日 臼杵市総合運動公園

ソフトボール女子 決勝 

大分西 011 010 0|3

大分南 100 010 0|2

 

 3月の全国高校選抜大会で初戦突破した大分西が実力通りの力を発揮した。県高校総体の決勝までの2試合は打線が爆発し、投手陣は得点を与えず勝ち上がった。4大会連続で同じ顔合わせとなった大分南との決勝戦は、今大会初めて得点を許す展開となったが「1点を争う試合になると思っていた。後半勝負になれば絶対的な自信があったが、早い段階で追いつき逆転できたので、いけると思った」と浜口亮監督。

 

 3回に高武明夏(2年)の中前適時打で逆転に成功すると、5回にも追加点を奪い、逃げ切りの展開となる。リードしてからはピンチの場面もあったが、浜口監督は「バッテリーが崩れず、試合をつくってくれた」とたたえた。

3大会ぶりの優勝となった大分西

 

 3試合連続で先発の伊達朝香(3年)と捕手の米村萌花(同)は、中学の頃からバッテリーを組み気心が知れている。米村が「これまでで一番思いが通じ合った試合だった。冷静に配球を組み立てることができた」と言えば、伊達は「信じていたので迷うことなく投げることができた」と会心の勝利を喜んだ。

 

 二人は卒業すれば、それぞれの道に進む。負ければその時点でバッテリーは解散だった。5回が終わった時点で継投も考えられたが、1試合でも1回でも長くプレーしたいとの思いは強く、伊達は「最後まで投げたい」と監督に直訴。米村は「もう1点も与えない」と、この試合で調子の良かった変化球を多く配球に組み込み、得点を与えなかった。

 

 3大会ぶりの優勝を飾り、全国行きの切符を手にした二人は「まだ一緒にソフトができる。九州大会はベスト4、インターハイ(全国高校総体)はベスト16以上を目指したい」と声を合わせ、目標を口にした。

 

 

中学の頃からバッテリーを組む米村萌花(左)と伊達朝香(右)

 

 

(柚野真也)