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トリニータ 三竿雄斗インタビュー「今年が本当に “勝負の年”になる」

トリニータ 三竿雄斗インタビュー「今年が本当に “勝負の年”になる」

大分トリニータは14日、昭和電工ドーム大分でFC東京と対戦する。DF三竿雄斗選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は13日付本紙に掲載)

 

 

「2019年に加入した時はリハビリ途中で開幕には間に合わなかったんです。去年は1戦目から出ましたが新型コロナの影響で中断。(トリニータに来る前に在籍していた)鹿島にいた2年間はほとんど試合に絡めなかったので、今年が本当に “勝負の年”になると思っています」と話す3年目の三竿雄斗選手。3ゴール、5アシスト以上を個人の目標に掲げ、チームの目標達成のためにアグレッシブに戦う。

 

―選手が入れ替わったことで、新しいオプションがプラスされましたね。

 もちろん選手が変われば、ある程度プレーの質や内容が変わるのは当たり前だと思っています。またチームとしても去年取り組んでこなかったことにチャレンジしていますし、自分にも新しい役割があります。

 

―これまでの戦いを振り返って出てきた課題は?  

 横浜FC戦では、早い時間帯で点を取れたことは良かったですが、その後は開幕戦(徳島戦)同様、自分たちでボールを持てない時間が長かったので、もう少しマイボールの時間を増やしていきたいと思います。

 

―これまで積み上げてきたことなど、今年はどのあたりに手応えを感じていますか?

 トリニータの戦術は特殊だと思いますが、みんな積極的にやっています。ボールを回すことに固執するのではなくて、相手の嫌なことや、嫌なところにボールを早く運べるようにというのは意識してやっています。もちろん相手がいることなので練習通りにいかないところもあるだろうし、新しく加入した選手には少し迷いもあるかとは思いますが、試合を重ねるごとにうまくやっていけるようになるんじゃないかなと思っています。

 

―今年、長沢駿選手(ベガルタ仙台から移籍)という、192㌢ある長身のFWが新しく入ったことは、セットプレーでのゴール量産など得点シーンも変わってくるだろうし可能性も広がりそうです。  

 そうですね。今までトリニータにはいなかったタイプの選手ですし、ゴールの感覚は経験も豊富だと思うので、自分やサイドの選手がいいボールを供給できれば決めてくれる、得点につながると思います。また、そういう風にできるようクロスボールの精度を高めていきたいです。

 

 

―去年は全試合に出場しました。今年の目標を教えてください。  

 もちろん全試合出られればいいですが、何があるか分からないし、決めるのは監督だし、具体的な数字などは決めていません。今年は4チームが降格しますし日程もタイトです。J1リーグで勝ち点3を取るのは容易なことではないと思うので、一戦一戦コンディションを整えていきたいです。FC東京戦はホームだし、サポーターの皆さんも楽しみにしてくれていると思います。勝つために一人一人がベストを尽くし、勝ちたい姿勢を見せていきたいと思っているので、ぜひ一緒に戦ってください。

 

(小野郁)

=プレー写真は大分トリニータ提供=