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県高校新人大会 バスケ男子 柳ケ浦が7年ぶり4回目V、新チームは県内無敗を目指す

県高校新人大会 バスケ男子 柳ケ浦が7年ぶり4回目V、新チームは県内無敗を目指す

県高校新人大会 バスケットボール男子

決勝 2月7日 昭和電工武道スポーツセンター

柳ケ浦91−72大分舞鶴

(1Q・29―10、2Q・18―22、3Q・30―21、4Q・14―19)

 

 バスケットボールの県高校新人大会決勝は7日、昭和電工武道スポーツセンターで行われ、昨年末の全国高校選手権大会(ウインターカップ)に出場した柳ケ浦が大分舞鶴に91―72で勝利し、7年ぶり4回目の優勝を果たした。

 

 新生・柳ケ浦の特徴はスピード。ガード陣はクイックネスに優れ、攻守の切り返しが激しいトランジションゲームを好む。相手を囲み、ルーズボールにも飛び込む。攻撃になれば一目散にゴールを目がけ、身長2㍍の留学生ドゥルグーン(2年)も2次攻撃につなげるために猛ダッシュでフォローに走る。

 

 決勝でも前半から全開でコートを走り回り、第1クオーター(Q)で一気に19点差をつけた。キャプテンの木原光晴(2年)は「ディフェンスがハマり、出だしは良かったが、いい時間で流れを止めてしまった」と、目標だった30点差で勝つことができなかったことを反省点に挙げた。厳しい評価は、ウインターカップでなすすべなく1回戦で敗退した苦い思いがあるからだ。「いい試合をしたいのではない。強くなりたい、全国で勝ちたい」との思いは強くなった。

 

ポイントガードとして試合をつくった木原光晴

 

 ウインターカップに敗れたのが昨年12月24日。翌日の夕方には学校の最寄駅に着くと体育館に集合して、新チームの初練習が始まった。木原は「まさか練習するとは思わなかったが、不甲斐ない試合をしてしまったので、新チームのスタートとしては良かったと思う」と振り返る。熱の入った練習は年末まで続き、オフを挟むことなく年始から練習を再開。中村誠監督は「ウインターカップで大きな代償を払った。油断があったわけではないが、これでいいと思ったことが通用しなかった」と3年ぶりの全国舞台で、全国の強豪校との差を痛感した。

 

 ただ、コートで悔しい思いを経験した選手が今もチームにいる。「前チームの先発メンバーの4人が残っているのはアドバンテージ。全国で大きな宿題を持ち帰った。全国で勝つために意識を変え、守備の強度も攻撃のバリエーションも増やしたい」と中村監督。宿題の答え合わせは7月の全国高校総体(インターハイ)となる。そのためには県王者であり続けなければいけない。木原は「県新人大会で失点が多かったのは修正しなければいけない。県内無敗でインターハイ、ウインターカップにつなげたい。楽しんでバスケができているし、トリッキーなプレーで盛り上げたい」と、さらなる高みへ決意を語った。

 

今年は県内無敗で全国を目指す柳ケ浦

 

 

(柚野真也)

大会結果

2023年度