
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
最後の決戦に向け、高校3年生の火花が散るー。10月24日から始まる「第99回全国高校サッカー選手権大会県大会」を控え、今大会のキープレーヤーたちに気になる選手を聞いた。
堤聖司(大分)
2002年8月4日生まれ、F W、177cm、72kg、大分中学出身
今大会、最も注目される堤聖司はJクラブからの熱視線も浴びる。3年連続の全国選手権出場を目指す大分のエースストライカーは、夏の間は西日本の強豪大学の練習に参加し、当たり負けしない体をつくり上げた。巧みなボディバランスで反転してからの動きに加速力があり、ゴール前の強さに加え、ポスト、ドリブル突破、ラストパスと多彩な技を兼備する。最近は前園陽人(2年)とのコンビネーションが冴え、ホットラインを形成。「マークをはがせばチャンスができる」と得点に集中できている。
気になる選手は?
佐藤綸珠(柳ヶ浦3年)
昨年の(全国選手権県大会)決勝で対戦して、バチバチやりあった。同学年だったこともあり意識するようになった。県内で一番いいセンターバックだと思っている。あれから対戦していないので楽しみ。お互い勝ち進めば準々決勝で当たるので、気持ちを前面に出してバチバチしたい。1点じゃ少ないし、3点では言い過ぎになるので、2点決める!
甲斐智也(大分鶴崎3年)
2002年10月7日生まれ、M F、176cm、62kg、前所属はカティオーラF C U―15
7月の県高校総体で10年ぶりの優勝を決めた大分鶴崎のキャプテンは、「みんなでもう一度優勝したいという思いはあったが、それぞれの道があるのでかなわなかった。それでも引退せずに残った3年生5人と1、2年生で選手権を目指したい」と力強く語る。県総体を制してからは自信が備わり、「俺について来いというような雰囲気がある」と山本一広部長。チームを引っ張る精神的支柱は、トップ下で冷静かつ堅実なプレーでチャンスをつくる。「これまでやってきたサッカーに間違いはない」と強く思えるようになり、大会までの全体の成熟度を高め、二度目の頂点を目指す。
気になる選手は?
関雅人(大分工業3年)
小学校の時に同じサッカーチームでプレーした仲間。中学はそれぞれ違うクラブに入ったけど、同じ中学だったので仲が良かった。視野が広く、展開力もあり、キックもうまい。同じポジションなので負けたくない。会場で会った時は楽しく話をするけど、試合になれば別。決勝まで勝ち上がらないと対戦できないけど、お互いにそこを目指したい。
友永秀哉(大分南3年)
2003年1月17日生まれ、D F、180cm、73kg、前所属は大分トリニータU―15
対人プレーに強く、打点の高いヘディングで空中戦に強さを見せるセンターバック。高校入学時はF Wだったが、守備の安定を図るチームのためにポジションを変えた。「チームが勝つためなら、どのポジションでもベストを尽くすだけ」と未練はない。利き足の左から繰り出すロングフィードは正確で、最後尾から攻撃の起点に、セットプレーではターゲットとなり得点に直結する仕事をする。2月の県高校新人大会で準優勝したことで、「優勝を狙える位置にいる」と自信を深めた。
気になる選手は?
堤聖司(大分3年)
県内トップの選手。得点力があり、決定力も高い。同じキャプテンとしてもチームを引っ張る思い、自分がチームを勝利に導くという覚悟を感じる。対戦すればマッチアップすることになるので、シャットアウトすればウチの勝つ確率は高くなる。もしF Wで出たら、堤くんを超えるようなパフォーマンスを見せたい。
ラストステージを迎える3年生 ライバルはこの選手です!
(柚野真也)
地区を選択
学校名を選択