大分上野丘高校ラグビー部 佐藤武信(3年) file.827
ラグビー
県高校新人大会 ラグビー 勢いそのまま、大分東明が2連覇達成
県高校新人大会 ラグビー
2月2日 大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場(Bコート)
決勝 大分東明33-10大分舞鶴
前半14-10
後半19-0
ラグビーの県高校新人大会決勝は2日、大分スポーツ公園サッカー・ラグビー場で行われ、大分東明が33-10で大分舞鶴を破り、2連覇を達成した。大分東明は前半、P Gで先制を許すが、NO8のセコナイヤ・ブル(2年)を中心にラックやモールの密集から主導権を握り、前半16分にブルが最初のトライを挙げるなど2トライを奪い14-10で折り返した。後半は3トライ、無失点で快勝した。
初出場した全国高校ラグビー大会を終え、3年生が抜けた新チームが始動したのは1月3日。白田誠明監督は、「調整期間がなく、ブレイクダウンのところでボールの置き方、動かし方など基本の部分を徹底した」と基本に立ち返った。密集戦に人手を割き、起点をつくって展開する。その約束事ひとつでチームは機能した。
新キャプテンとなった宮川博登
全国大会に出場したチームに比べ体格では劣るが、スピードと運動量でカバーした。「全国を経験した選手がいい影響を与えている。体の当て方から動く量、全てが全国基準になり、甘さがなくなった」と白田監督。意識が変わればプレーも変わる。選手一人一人のモチベーションは高く、プレーの質が上がっている。キャプテンのS H宮川博登(2年)は、「全員が走り勝つという気持ちで試合ができた。タックルも一発で仕留める気持ちがあったから守り勝てた。まだまだ課題は多いが、後半をゼロで抑えたことは自信になる」と胸を張った。
1年前の県新人大会。大分舞鶴に勝利し、悲願の初優勝を果たしてから大分東明の快進撃がはじまった。今大会では追われる立場となったがプレッシャーはない。「僕たちは挑戦者。花園を経験して、もう一度あの舞台に立ちたい思いが強くなった」と宮川。目標を「全国ベスト8」と掲げ、突き進む。副キャプテンとなったブルは、「ディフェンスからリズムをつくれた。ペナルティーが多く、試合内容は満足していないが、勝つことに意味がある」と振り返り、「新チームは勝負にも内容にもこだわりたい」と話した。
2連覇した大分東明
(柚野真也)