
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
県高校新人大会 サッカー女子
2月2日 大分スポーツ公園サッカー場(サブAコート)
決勝 柳ケ浦4-0竹田南
柳ケ浦の強さは変わらなかった。創部2年目の竹田南に苦戦したが、層の厚さ、力の差を見せつけ頂点に立った。
柳ケ浦は、これまでピッチ内外でチームを引っ張った3年生19人が抜けて、新チームはガラリと変わった。「上の学年で試合に出ていた選手が少なく、全く新しいチームになった」と林和志監督。今大会に関しては、主力の2人が九州選抜に召集され、エースの加藤明星(2年)もけがで離脱。メンバー構成に苦しみ、「今年に入って初めての対外試合」と話すように、何とか試合にこぎ着けたといった感じだった。
前半は竹田南のコンパクトに陣形を整えた守備に手を焼いた。7分にイム・スヨン(1年)が先制点を奪うも、その後は均衡した試合が続く。林監督は「前からボールを奪おうとする攻撃の選手と、後ろのスペースを消したい守備の選手の意思疎通ができず、中盤が間延びした」と、思うように試合を運べない状況を見兼ね、ハーフタイムに修正する。
3得点を挙げたイム・スヨン
中盤で試合をつくった川添ゆず(1年)は「試合の入りが緩く、自分たちのプレーができなかった。周りとのバランスをとりながら手探りの状態が続いた」と振り返るが、後半から左右のサイドにパスを振るようになると、徐々に攻撃に迫力が生まれてくる。「裏が空いていたので狙っていた」というイムは、再三にわたり、最終ラインの背後を突破して好機を演出した。
後半23分に有馬寧音(1年)が追加点を奪うと、その2分後にイムがクロスに合わせ3点目。緊張の糸が切れた竹田南に怒濤(どとう)の攻撃で点差を広げると、最後はイムが、この日自身3点目となるゴールで試合を決めた。「結果が出たことだけが良かったところ。試合内容は散々だった」と林監督は厳しい評価を下したが、個々の能力だけでなく、勝負どころでの決定力や状況に応じた修正力など、さまざまな面で相手を上回った柳ケ浦の貫禄勝ちだった。
優勝し、九州大会に臨む柳ケ浦
(柚野真也)
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