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トリニータ オナイウ阿道インタビュー「気持ちの部分で相手に負けないというところもすごく大事になる」

トリニータ オナイウ阿道インタビュー「気持ちの部分で相手に負けないというところもすごく大事になる」

大分トリニータは15日、ホームの昭和電工ドーム大分で名古屋グランパスと対戦する。FWオナイウ阿道にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は14日付朝刊に掲載)

 

 元サッカー選手のナイジェリア人の父と、実業団でバレーボールをしていた日本人の母との間に生まれた、プロ6年目のオナイウ阿道選手。「中学生の頃から漠然とサッカー選手になりたいと思っていた」と話す。昨シーズンJ2山口で22得点(得点ランキング2位)と大ブレークし、トリニータにやって来た。ゴールラッシュに期待しよう!

 

―これまでの戦いを振り返って、チームや自身の評価は?

チームとしてはやれている部分と足りない部分とがあり、試合中、常にどう動いたらいいか考えながらやっています。試合後に自分のプレーを見直して、ここはこうした方が良かったなと考えたりもします。 (自身の)4得点については、もう少しチャンスがあったと思うので、“勝つ”ことにこだわってやっていきたいなと。他の選手との連係も少しずつ良くなっているので、良いところはそのまましっかり続けて、できていないところはもっと良くしていけたらいいなと思っています。

 

―シャドーのポジションを担うことが多いですが、自身の考えるシャドーの役割とは?

攻守両面においてキーになるし、それを求められているとも思う。どう動くかによって味方の動き方も変わってくる大事なポジションだと思っています。

 

 

―トリニータに移籍した決め手の一つとして“サッカーが面白い”を挙げていますが、実際にプレーしてみていかがでしょうか?

昨シーズン対戦した時、ボールを大事にしながら人数をかけて攻撃してくるなという印象でした。最初は、元々いた選手と新加入の選手とでは戦術理解に差があり、考え方も違っていたりなどして、やりづらかった部分もたくさんありました。でもまあ、チームとしてやりたいことや目指しているところは安定しているので、自分の個性も消さないよう、うまくやっていきたいと思っています。

 

―大分のサッカー少年にアドバイスをもらえますか?

基礎練習ですね。止める、蹴るというのはプロになっても、どの年代でも大事なことなので。小さい頃はそういう練習が多くて、もっと他のことをやりたいと思うかもしれないけど、土台があって、プレー技術の向上につながると思うので、そこをしっかりやるのが大事。僕自身も、もっとやっておけば良かったなと思っています。

 

―名古屋戦のポイントは?

前節のFC東京戦では攻守にわたってパスのわずかなズレや、球際で厳しくいけなかったシーンがありました。名古屋戦では特に自陣や相手のゴール前で正確なプレーが求められると思うし、決定機を確実に決めきれるか、逆に相手のチャンスをどう防ぐかといったところがポイントです。連敗している中で、気持ちの部分で相手に負けないというところもすごく大事になると思っています。

(小野郁)

=プレー写真は大分トリニータ提供=